新型コロナが猛威を振るってからというもの、横浜市内(しかも、ごく限られた範囲)のパン屋さん以外には行ってません。ということで、全国の美味しいパン屋さんへ行きたい気持ちは強まるばかり(笑)
世の中が落ち着いたら、いつでもパン屋さんへ行けるように、ネットで開店情報を調べたりしています(こちら)。開店するパン屋さんの数の多さに驚きますが、その大部分が高級食パンのお店だということにも驚いてしまいます。開店するお店も、このブームがいつまでも続くことはないだろうと思っていると思うのですが、それでも開店するということは、よほど儲かるんだろうなぁと思ってしまいます。作るパンは、食パンの1種類だけなので、多くの種類を作るパン屋さんほど手間はかからないでしょうし、作り手を育てる時間もかからないでしょうし、それが高くても売れるし、今のところ売れ残りも出ないほどの人気だし。初めに、この仕組みを考えた人はスゴイなぁ。
その一方で、残念ながら閉店するお店もあります。特に残念だなぁと思うのが、全国展開していないお店の閉店ですね。
松本のマルショウ(こちら)は、松本城のすぐそばにある老舗のパン屋さんで、私が行ったときは早朝にもかかわらず、お客さんがいっぱい来ていたので、地元に愛されているパン屋さんなんだなぁと思ったのですが。
伊豆のマリー(こちら)は、たまたま車を走らせていた道沿いで見つけたお店で、雑貨店と一体になっているのが珍しくて、記憶に残っています。
吉祥寺のボンジュールボン(こちら)は、商店街の中にある小さなお店で、きっと古いお店なんだろうなぁと思っていたら開店してから7年とのこと。最近では珍しくなくなってきた画像認識で瞬時にパンの会計が出来てしまうシステムを初めて見たのが、こちらのお店でした。
ほかにも、エルヴィス・コステロのライブへ行く途中に立ち寄った三軒茶屋のパングワン(こちら)とか、都市対抗野球を観に行く途中に寄った飯田橋のエピシェール(こちら)とか、お店へ行く途中に車のタイヤがパンクしてしまい、途方に暮れたことを思い出す、杉田(横浜)の盛岡製パン(こちら)などなど。たいていは一度しか訪問していませんが、わりと、いろんな記憶と結びついていて、そこが閉店してしまうというのは、自分が生きた証(と言うと大げさですが)が消えて行くような一抹の寂しさを感じたりします。お店の方は、そんな感傷的なことを言っている場合ではないのでしょうけど。
閉店したパン屋さんの皆様、美味しいパンをありがとうございました。
マルショウ
マリー
ボンジュールボン
パングワン
エピシェール
盛岡製パン